ウクライナ停戦合意へ 「軍事でなく交渉で解決」【米ウ協議会見フル動画】
EPOCHニュース
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マルコ・ルビオ米国務長官とマイク・ウォルツ国家安全保障担当大統領補佐官は、サウジアラビアでのウクライナ問題に関する協議の合間に、3月11日午後2時30分(アメリカ東部時間)に記者会見を行った。

動画の中で確認できる概要は次の通り。

ウクライナとアメリカは、即時の停戦に合意し、この紛争を終わらせるための交渉を開始することになった。目指すのは、ウクライナの安全と繁栄を考慮した、持続可能で確実な解決策である。  

記者会見では、まずサウジアラビアへの感謝が述べられた。サウジアラビアはこの交渉を実現するために重要な役割を果たした。  

今回の提案は、ウクライナが戦闘を停止する決意を示した結果である。前線全体で完全な停戦を実施し、その後に交渉を通じて恒久的な解決を目指す。軍事的な解決はなく、交渉が唯一の手段となる。  

この提案は今後ロシアに伝えられ、回答が期待されている。ロシアが提案を受け入れれば、戦闘や犠牲が止まり、本格的な和平交渉が始まる。人道問題や捕虜交換なども交渉の中で扱われる予定だ。まずは発砲停止への合意が、信頼を築くための重要な一歩となる。  

今後数日間でロシア側との対話が行われる予定である。ルビオ国務長官はG7外相と協議し、NATO事務総長もホワイトハウスを訪問する。この前向きな動きを受けて、大統領はウクライナへの安全保障支援の一時停止を解除した。この支援には大統領権限による防衛支援(PDA)も含まれる。  

鉱物取引契約については今回の主要な議題ではなかったが、両政府間で署名に向けた準備が進められている。

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