イランで軍の輸送機が墜落、128人以上が死亡

【大紀元日本12月7日】6日午後(日本時間同夜)、イランの首都テヘラン南西部で、イラン軍部のC130輸送機がエンジン故障のため、濃い霧の中でアパートに墜落し、少なくとも128人が死亡した模様。

当局政府メディアの報道によると、輸送機に乗っていた94人の乗員乗客が全員死亡、激突した10階建てアパートの最上階住民34人が亡くなり、およそ90人が負傷、ほとんどは爆発後の火災で死亡したという。

ファルス通信によると、イラン東南部で行う軍事演習を取材するために搭乗者のうち68人が同国メディアの記者などの報道陣で、残りは乗員ら軍関係者だった。AFP通信は、軍部の指揮官も同乗していると報じた。

事故の一部始終を目撃したイラン空軍の幹部によると、輸送機は1970年代の親米政権期に米国から購入したもので、米国の経済制裁によってスペア部品の入手も困難なため、機体はかなり老朽化し、メンテナンスは行届いていないと指摘、それに加え輸送機にはガソリンを満タンにしていたため、墜落直後に激しい爆発を起こしたと説明した。

イラン国営テレビは、輸送機がテヘランの空港から飛び立った直後に、エンジントラブルが発生し、空港へ折り返す時に墜落したと報じ、事故時は濃い霧のため、視界が非常に悪かったという。

事故現場(Getty Images)

関連記事
[17日 ロイター] - 米国土安全保障省(DHS)は17日、イラン政府が後ろ盾するハッカー集団が、医療や運輸などを含む広範な部門の米企業に対し破壊的なサイバー攻撃を仕掛けているとするサイバーセキュリティ警告を公表した。 警告書は連邦捜査局(FBI)とDHS傘下のサイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)が共同で作成。ハッカー集団はマイクロソフトとフォーティネット
中共ウイルス(新型コロナウイルス)の世界的な流行と同時に、使い捨てマスクや手袋、フェイスシールドの廃棄物が急増し、一部は海洋に流れ込んでいる。カリフォルニア大学などの研究によると、感染症関連の廃棄物は年800万トン以上発
中国、ロシア、イランの3カ国がインド洋で合同軍事演習を行う予定があると、ロシアの駐イラン大使が明らかにした。時期は、グアム周辺で行われる日米豪共同訓練「コープノース」と重なる。この動きに対し、米中央軍の司令官は、米軍は中東でますます厳しい軍事競争にさらされていると話した。
中国共産党は対外宣伝を強化するため、中国に住む外国人の動画作成者を資金面で支え、プロパガンダに利用している。このほど英紙タイムズは、ある英国人親子のユーチューバーが中国公的支援を受けていると報じた。
ドナルド・トランプ陣営弁護団のひとりであるジェシー・ビノール(Jesse Binnall)氏は、動画大手ユーチューブ(YouTube)が、上院国土安全保障・政府問題委員会の不正選挙に関する公聴会における自身の一部発言を削除したとSNSに書いている。