タイ政府、中国当局に屈し法輪功学習者を逮捕 世界各地で抗議活動
【大紀元日本12月23日】タイの法輪功学習者は、中国駐バンコク大使館の前で、11月25日に中国河北省琢州市で起きた法輪功学習者が警官にレイプされた事件(大紀元日本12月3日報道)に対して抗議活動を行ったところ、数人が逮捕された。これを受け、世界各地の法輪功学習者は各国のタイ国大使館に対し、抗議活動を始めている。
警察と抗議者の衝突(大紀元)
タイの法輪功学習者は12月10日、中国駐バンコク大使館の前で座り込み抗議した際に、タイ当局は大勢のタイ警察を動員し、許可もなく抗議者の所有物を検査したり、身分証を押収したり、横断幕を奪うなどし、一時現場は騒然となった。数名の抗議者が負傷し、所有物も破損された。さらに12月15日に抗議参加者8人が逮捕され、現在6人が収監されている。子供1人を除いて全員が絶食抗議をしている。
そのため12月18日、タイの法輪功学習者はバンコクのピナクル・ホテルで記者会見を開き、中国大使館はタイで法輪功学習者の人権を著しく損害したことを厳しく非難するとともに、タイ政府に対し、直ちに逮捕された抗議者を釈放するよう要求した。法輪功学習者のテレサスさんは「タイ政府に法輪功の真実を知ってほしい。我々は監禁されている人たちの状況を非常に憂慮している」と述べた。
記者会見(大紀元)
一方、タイ政府による法輪功学習者の逮捕、世界各地で反響を起している。ニューヨークや、ロサンゼルス、ワシントンDC、カナダ、豪州、日本、ドイツ、イタリア、イスラエル、フランス、オランダなど各地で、法輪功学習者らが現地のタイ大使館を訪れ、事件の早期解決を訴えた。ニューヨークの抗議者代表・張而平さんはタイ政府に嘆願書を提出、「国家強権に弾圧されても、正義は必ず勝利する」と強調し、タイ政府が人権公約を遵守し、
ロサンゼルス
公正にこの事件を調査し、中国当局による集団迫害を阻止
イスラエル
世界各地のタイ国在外公館前で抗議する法輪功学習者ら(大紀元)
カナダ・トロント
カナダ・オタワ
イタリア
ワシントンDC
ニューヨーク
東京
することを呼びかけた。
中国当局による「真、善、忍」を修煉する法輪功学習者に対する集団迫害はすでに6年間も続いている。国際社会が迫害真実に気づき始め、国際人権組織が迫害の中止を呼びかける声が高まる中、タイ政府が中国の強権に屈する行為は非常に残念だ。