中国ハンスト・リレー抗議、28の省・市まで参加拡大
【大紀元日本3月14日】中国国内で進行中のハンスト・リレー抗議活動の参加者に対し、中共政権が脅迫や秘密逮捕、身柄拘束する中、4日(土曜日)には26の省と市の人がこの活動に参加し、11日(土曜日)までに、28の省・市の人々が参加を申し込んだ。参加者は弁護士や民主活動家、産業労働者、農民のほか、教師、裁判官、軍人、警官なども加わった。人権派弁護士・高智晟氏は、「中共政権によるヒステリックな弾圧は、断食抗議の重大意義を証明する証だ」と語り、ハンスト・リレー抗議活動の全過程は、国際社会と国民が持続的に中国の問題を注目し、深く考えさせられる過程であると述べた。
高智晟弁護士は、11日午前の取材で、ハンスト・リレー抗議活動の最新情報を明かした。それによると、9日、ある工場の代表は高氏に電話をかけ、強制退職させられた従業員170人がハンスト・リレー抗議活動に参加すると申し込んだ。山西省のある貧困地区の大型工場の従業員数千人もこの抗議活動への参加を計画しているという。高弁護士は、再三に危険性があると説明したが、代表者は「食事すら保障されない。訴えることも許されない。我々はもう恐れることなんかない。高弁護士を声援するというより、自分自身を声援しているのだ」と心情を明かした。東北部の三県の多くの農民は電話で11日の断食に参加すると表明した。農民たちは「以前はどうすればよいのか、わからなかったが、今ははっきりとわかった」と語った。そのほかには新疆ウィグル自治区の裁判官、全国で警官3人、軍人なども電話で参加を表明したという。
農民や産業労働者、社会弱者層の抗議者はほとんど海外のラジオ放送や、巷の噂を通じハンスト・リレー抗議活動の情報を知り、弁護士や裁判官、警官、軍人などは中共のネット封鎖を突破し、海外のメディア報道で最新の動向を見守っているという。