イタリア:ベルルスコーニ首相、正式に辞任
【大紀元日本5月4日】イタリアのベルルスコーニ首相(69)は5月2日、最後の内閣会議を行った後、チャンビ大統領(85)に辞表を提出し、新政府が成立するまでに内閣の職務を引き続き執行し、暫定首相を務めることにしたという。
中央社によると、ベルルスコーニ首相は閣議で、閣員に対して過去5年間の協力に感謝の意を述べ、同内閣は、イタリア共和史上最高な政府であったことを示した。ベルルスコーニ首相は、新内閣になる中道左派勢力「連合」のプローディ元首相の今後の立場が非常に難しくなると予言した。
ベルルスコーニ首相は4月9日および10日の総選挙で、わずかな差でプローディ氏に敗れた。4月29日の総選挙で「連合」が推薦した候補者が上下2院議長として選出されてから、ベルルスコーニ首相は辞表を提出せざるを得なかったという。
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