冷たい飲食や冷房で弱る胃腸機能、夏ばて予防にはツボの灸療も効果的(Shutterstock)

【ツボ治療室】夏ばて予防法

【大紀元日本8月18日】夏に冷たいものを摂り過ぎたり、冷房で身体を冷やしすぎて起こる胃腸機能の不調は、夏ばての主な原因の一つである。夏ばてを予防するためには、胃腸機能を守ることが大切である。そのために、良くない生活習慣を改善した上で、ツボの灸療をあわせれば、より効果が得られやすい。

使用するツボ

1.足三里・・・膝蓋骨の下縁から下へ4横指(人差し指から小指までの横幅)、脛骨の外側縁にあるくぼみである。

2.気海・・・下腹部の、へそから下へ2横指(人差し指から中指までの横幅)の辺りにある。

足三里のツボ(PIXTA)

 

施術法

直径30mm、厚さ3mmぐらいの生姜のスライスをツボに乗せて、その上に大豆ぐらいの大きさのもぐさをすえて、5~7回灸を繰り返す。腹部や足の少し深いところに熱さを感じるように灸の回数を加減する。週2~3回灸治する。局部に水泡ができたら、水泡が治るまで、その局部を休ませる。治療時間は午前中が良い。

(甄 立学)

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