シンガポール政府、法輪功の人権を無視=各国法曹界が連名抗議

【大紀元日本8月25日】シンガポール警察当局は、2005年10月22日および23日にシンガポールの繁華街で中共が法輪功を迫害する真相資料を配布した法輪功学習者9人を、「無許可の集会」という罪名で起訴した。裁判所の初回の審理は8月28日に行われる予定。これに対して、ヨーロッパ・アジア・米国・カナダ等10カ国の弁護士や判事たちが米国ワシントン・DCで「人権法協会」を設立し、シンガポール前首相リー・クァン・ユー氏宛てに連名の抗議書を提出した。

抗議書は、「シンガポール政府は国民の基本的人権と自由を尊重しておらず、シンガポールでの中国共産党(中共)による法輪功の迫害を暴露する平和的な活動に干渉した行為は、まさに中共が法輪功を絶滅させようとしている行動に屈従したことの表れである」と指摘した。さらに、抗議書は、シンガポール政府は憲法に違反しており、法輪功学習者に対する起訴を直ちに取り下げ、シンガポール政府は中共に屈従しない、また、法輪功に対する迫害に関与しない真の民主国家であることを表明するよう求めた。

起訴された法輪功学習者・王氏は、8月6日に裁判所に対して、リー・クァン・ユー前首相に対する証人喚問を申し込んだが、裁判官に却下されたが、却下理由の説明はなかったという。

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