華人新年会公演観劇記

【大紀元日本3月15日】夜の部の開園10分前、客席はまだ6部の入りと言ったところ、周りの観客からどんなものだろうという期待と好奇心が伝ってくる。午後の部を見た観客や出演者のインタビューをまとめて記事を送ろうとしているあわただしい記者ブースを離れて客席に座った。プログラムを眺めてあれこれ想像しながら連れ同士で話し合っている。開演まで残り僅かとなって客席も8部程度の入り。民族衣装を着た案内係が場内を行き交っている。客席で聞かれる会話は中国語と日本語が半々と言ったところだろうか。

客席の証明が暗くなり開演真近を感じさせる。第一部は創生で始まり伝統文化の根幹は神仏への畏敬から生まれる徳義であることを伝え、民族文化の一端を披露した。演目が進み大法弟子の中国での現状を表す場面では涙を拭う人も見受けられた。第二部の開演を前に様々な感想が語られ第二部への期待が高まっていくのが感じられた。後半はよりダイナミックな舞台演出で観客を引き込み「我是誰」の歌声からダイナミックな太鼓で締める構成は第一部よりもさらに観客を深い感動に引き込んでいった。

終演後の日本人観客からの反応は初めて政治スローガンをわめき散らさない中国人の舞台を見ることが出来たというものが多かった。そして神仏への畏敬を破壊した中国共産党について、彼らこそ内心最も恐れている人々であり、その恐怖は日々高まっているため残虐な行為に走り、日本を仮想敵国にして70年前の事件を大げさに語り自分達の功績にすり替え、日本をスケープゴートにして、辛うじてレゾンデートルを保っているが長くはないだろうというような話も聞かれた。中国の共産党政権崩壊後の最大の課題は文化特に道徳心の復活である。今後この公演がより多くの場所で行われ、中国文化伝統再生の一石となることを期待して家路に着いた。

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