欧州連合が新法案、化学物質の検査を義務付け、中欧貿易の90%に影響
【大紀元日本6月4日】欧州連合(EU)は1日、6年間の議論を経て、「化学物質生産と使用管理法(REACH)」を施行した。すべての企業が製品の化学成分について、人体に無害の検査証明を提出するのが義務付けられている。これにより、EUと中国の貿易額の90%に影響を与え、中国の化学工業の総生産が4%下がる見込みであるという。
「REACH」の正式名称は「化学品の登録、評価、認可および制限法」(Registration, Evaluation, and Authorization of Chemicals)。法案は、すべての企業はその製品に含まれている化学物質は人体には無害であるのを証明する検査書の提出を定め、その関連検査と申請・登録費用はすべて企業側が自己負担することを決めている。
欧州の消費者の健康・安全を守るこの法案について、中国の貿易業界の関係者は、反ダンピングなどの措置よりも、もっと厳しい貿易の壁であると受け止め、この法案の実行は、中国対EUの輸出にマイナスな影響を与えると警告している。
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