中国元外交官、中共のスパイ工作を証言=ニュージーランド国会
【大紀元日本7月21日】豪州に政治亡命した中国元外交官・陳用林氏は7月18日、ニュージーランド国会での記者会見で、「中国当局は、基盤がかなり緩んでいる一党専制を維持するために、国内での独占資源を用いて、全面かつ系統化な組織を構築し、国際社会への浸透を絶えず図り、各国の主流階級への影響力を強化している。このような手法を介して、自分たちに不利な声を制圧し、国際社会を騙し目的を果たそうとしている」と指摘した。
今回の記者会見は、アムネスティ・ニュージーランドと同国の緑党が連合で主催した。緑党のスポークスマンのキース・ロック氏は会見で、「中国の人権問題は、すでに中国だけの問題ではなくなった。ニュージーランド政府もこの問題を重視している。いま、中国共産党(中共)の人権迫害の手がすでに国外にまで伸びている。ニュージーランドのある市長が、ある公演を観賞する予定だったが、中共がこの公演(注:新唐人テレビが主催する全世界華人新年祭のニュージーランド公演)を嫌っているために、わが国のこの市長は観賞を取りやめた。中国共産党の指図により、わが国の国会で取材する某華人メディアの記者は、国会から追い出された。法輪功団体がウェリントン市のクリスマス・パレードへの参加を阻止されたのも、この中共の仕業である」と発言した。
緑党のジャネット・フィッツサイモンズ(Jeanette Fitzsimons)党首も記者会見に駆けつけた。同国の各主要メディアは記者会見を取材・報道した。
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