舌から見える心の病

【大紀元日本7月25日】舌診は漢方医学診断方法の重要な一部分である。舌からたくさんの診断情報を読み取ることができる。五臓六腑の情報がすべて舌に現れる。

医学古典の中に、「舌は心の苗である」という言い方がある。つまり、舌の観察を通してその人の心理状態を察知することができる。例えば、舌の上に黒色、或いは褐色の斑点があれば、この人は精神的なストレスによって長期的に憂うつの状態に陥っている可能性がある。このような患者の舌に、もう一種類の現象として、舌の真ん中に深い裂紋が現れる場合もある。このような患者は長期にわたり憂うつに苦しみ、性格も悲観的であり、気持ちがいつも重苦しくて、周りの人にも不快感を与えてしまう。

このような患者に対して、心が悩んでいるその根本な原因を探り出して、心理指導を通じて解けほぐしてあげる以外に、漢方医学の疏肝理気の薬を飲ませれば、非常に効果的に病状を改善することができる。

(『新紀元周刊』より転載)

関連記事
リコピンがうつ症状に与える影響とは?抗酸化物質が心の健康をサポートする最新研究をご紹介。食事と生活習慣で心の健康を改善する方法を探ります。
長年うつ病に苦しんだ女性が、薬ではなく「精神修養」によって回復。絶望の中で見つけた“希望”が、人生を根底から変えた──その実例と、科学的裏付けとは。
自閉症の症状や治療法について、専門家が提案する支援方法を紹介。早期発見と適切な対応が子どもの成長に大きな影響を与えることがわかります。
SAD(季節性情動障害)は、日照時間や気温などの季節の変化によって気分が上下し、うつ症状が強まる特徴を持つ障害だ。早期の対策やサポートが症状の悪化を防ぎ、日常生活への影響を軽減する。
炎症性老化を抑える生活習慣と食事法を紹介!抗炎症作用のある食材や運動、睡眠の改善法で健康的なシニアライフをサポートする方法をご提案します。