中国汚染ミルク事件、手を焼くニュージーランド乳業大手
【大紀元日本9月16日】中国の乳製品大手メーカー「三鹿(Sanlu)グループ」の汚染粉ミルクを飲用したことで15日まですでに二人の乳児が死亡、580人が腎臓結石報告された。三鹿社の合資側であるニュージーランドの乳業大手フォンテラ(Fonterra)が、問題が発覚する数週間前に汚染された事実を把握しており、商品回収を至急行なうよう中国側に求めていたことを明らかにしたが、ニュージーランド国内から、タイムリーに公衆に公開しなかったことに大きな責任があると問われている。
中国国営の新華社15日の報道によると、プラスティック、肥料などに使われている工業用化学品メラミンに汚染された「三鹿(Sanlu)グループ」の粉ミルクを飲用したことで腎臓結石を発症させた乳児はすでに580人が報告され、内二人が死亡したという。汚染粉ミルクは甘粛省酒泉市にある三鹿の提携先「好牛乳業食品」で生産されたもの、中国当局が先週から、商品の徹底回収を実施したという。
一方、三鹿グループの株式43%を有するニュージーランドの乳業大手フォンテラ(Fonterra)は、三鹿社は8月2日に製品が蛋白質の含量を上げる有機化合物メラミンに汚染されたことを初めて報告され、商品回収を至急行なうよう中国側に求めていたことを明らかにした。
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