ベルリンの壁崩壊20年、中国:ばつの悪い当局 自由を熱望する民衆
【大紀元日本11月11日】20年前に共産体制が欧州で終結し、欧州統一をもたらしたベルリンの壁の崩壊記念日の9日、自由世界各国の首脳と民衆がベルリンの中心にあるブランデンブルク門の前に集まり、自由の勝利を祝ったが、北京当局は神経を尖らせている。その日を控え、北京市インターネット管理部門は一級レベルの指示を通達。各ポータルサイトに、ベルリンの壁崩壊記念の記事を速やかに取り下げるよう指示し、ベルリンでの記念式典に参加する各国首脳の様子を伝える報道を禁止するなどの方針を伝えた。
言論統制の壁を高く築いて、ベルリンの壁崩壊を祝う世界の動きを隠ぺいしようとする中国当局にとって、この話題は都合が悪い。共産陣営の崩壊、自由民主の価値観の勝利、さらには、ベルリンの壁崩壊と同年の89年に北京で起きた天安門事件との関連性は、さらにばつが悪い。
「20年前に欧州で起きた共産主義の崩壊は、同年6月に中国で起きた天安門民主運動と大きく関係している。共産体制下の民衆の自由民主に対する切望は、中国で花が咲き、欧州で実を結んだと言える」。中国四川省の民主活動家・李宇さんは、こう語った。
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