ウイグル人元特殊警官、欧州逃亡中 スイスメディア「中国の臓器裏取引の重要証人」

【大紀元日本7月31日】新疆ウイグル自治区の元特殊警官だったウイグル人のアブドゥ・レイムさんが26日、逃亡先のスイスジュネーブで、「ル・タン」紙の取材に応じた。1993年から97年まで特殊警察として死刑囚の処刑命令を下した経過を説明した。

特殊な職業についているため、アブドゥさんは政府組織による死刑囚の臓器の摘出・売買の裏幕をよく知っている。この“ビジネス”から巨額の金銭利益が生じているという。「特に珍しい方法というわけではない」と彼は取材の中でコメントした。

アムネスティは、中国は年間5000人以上を処刑、死刑囚の家族の同意無しに密かにその臓器を摘出して販売していると指摘した。しかし、詳しい内情は知られていない。「ル・タン」紙は、「アブドゥさんの証言が空白を埋めた」と述べ、アブドゥさんは国連で、中国政府がその故郷で犯してきた罪状を証言することを望んでいるが、実現できないでいると伝えた。

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