【大紀元日本9月10日】1973(昭和48)年9月10日、「屋外広告物法の一部改正案」が第71回国会(衆議院)で成立した。これにより「屋外広告業」が定義づけられ、同業者に対する指導・育成を促すとして日本広告理事会はこれを記念し、「屋外広告の日」とした。
広告が初めて歴史に登場したのは701年(大宝元年)、当時の行政機関・京職に市司(いちのつかさ)が設けられたとき、市に標(しるし)をつけるよう規定された。これが街に登場した看板のはじまりであり、招牌(しょうはい)と呼ばれた。
過剰な広告は街の景観を壊すこともあるが、場所やデザインによっては賑わいと個性ある街を演出することが出来る。長崎県では屋外広告に関する条例を今春、抜本的に改定し、屋外広告物条例ガイドラインを作成した。佐賀県の県土づくり本部まちづくり推進課は、「ルール(許可基準の遵守)だけでは、美しい景観は創出できない。優良な広告作りには、広告主らのモラル向上が必要」としている。
また同県では違反広告物(はり紙、はり札、立看板および広告旗)除去を専門とするボランティアが現在11団体(109人)登録されており、美しい長崎の景観向上のために、積極的に活動している。
(佐渡)
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