新彊地区、警備強化 映像普及にも警戒

【大紀元日本2月28日】イスラム国家の民衆がデモ活動により専制政権を倒したニュースが最近、新彊のウイグル族の注目を集めている。中国当局はこれに対し警備を強めている。ラジオ自由アジア(RFA)が報道した。

中国の多くの都市での集会が呼びかけられた20日や27日に、ウルムチにある人民広場の警備が強化されていた。また、海外のウイグル人組織・世界ウイグル会議(本部ドイツ)の議長で「ウイグルの母」と呼ばれるラビア・カーディル氏のドキュメンタリーフィルム『愛の十条件』を一掃することが強化されている、と世界ウイグル会議から入手した情報としてRFAは伝えている。

同報道によれば、ラビア・カーディル氏のドキュメンタリーフィルムがこのほどウルムチに現れ、新彊の南部地区でも反政府宣伝品の出現が確認された。中国当局はこれらの動きに対し、違法経営されている文化活動に対する調査と厳しい取り締まりを命じた。

▶ 続きを読む
関連記事
 【大紀元日本12月27日】四川省遂寧市の裁判所は23日、民主活動家の陳衛氏に「国家政権転覆扇動罪」で懲役9年の判決を下した。米国VOAが伝えた。 陳衛氏の弁護士によると、同氏は政治・民主に関する改革
 【大紀元日本9月7日】国連安全保障理事会が対リビア武器禁輸を決議したにもかかわらず、中国国有の武器メーカーが、カダフィ政権に2億ドル(約154億円)相当の武器売却を今年7月に予定していたことが明らか
 【大紀元日本8月26日】リビアのカダフィ、イラクのフセイン、チュニジアのアリー、エジプトのムバラク、スーダンのバシル、北朝鮮の金正日。世界で悪名高きこれらの独裁者には1つの共通点がある。それは、彼ら
 【大紀元日本8月24日】北アフリカのリビアでは22日夜、反体制側勢力が首都トリポリをほぼ制圧し、カダフィ政権の終局に早くも市民から歓声が上がっている。変革と騒乱の最中のリビア情勢を受け、中国は、石油
 【大紀元日本4月5日】中国では4月5日は死者を弔う「清明節」。春めくこの季節に郊外を散策するという習慣も根付いている。しかし今年、中国当局はこの習慣に気を揉んでいるようだ。「散策」がジャスミン集会に