携帯電話で市民の行動を監視 抗議活動を絶つためか

【大紀元日本3月5日】ネット規制の次は携帯監視か。北京市では、携帯電話を通じて市民の外出情報を監視するシステムの導入実験が行われることになっている。第1期の導入は今年前半に完了する予定。国内メディア各社が伝えた。

このシステムは、世界最大の利用者数を誇る携帯電話会社・中国移動通信の北京ユーザー1700万人のデータをもとに、「北京市民の外出情報プラットフォーム」を構築するというもの。このシステムが導入されれば、1700万人以上の位置情報を当局がチェックできるようになる。

当局はこのシステムの導入目的を「人口分布と、異なる時間帯ごとの人の流れ」を把握し、交通渋滞の緩和などに役立つためだとしているが、この声明が発表されるや否や、ネット上の掲示板などに市民から猛反発の声が殺到した。そのため、今では多くの国内ウェブサイトはこのニュースを削除するか、掲示板を閉鎖している。

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