ミャンマー難民1万超が雲南省へ流入 国境封鎖する中国
【大紀元日本2月13日】このほどミャンマー政府軍と、ミャンマー国内で最大の力をもつ反政府組織・カチン独立機構(KIO)の軍事部門であるカチン独立軍との間で武力衝突が勃発。その影響により、現地に住んでいたカチン族のうち1万人以上が難民となり、国境を接する中国の雲南省内に保護を求めて殺到している。中国政府は難民の流入を阻止するため、これまで数回にわたり国境を封鎖しようとしてきたが、大量の難民が中国国内に入った。ミャンマー難民の命運は、中国政府によって本国へ送還されるか否かにかかっているという。
人道援助よりも、国境封鎖で対応する中国
ロイター通信の2月7日報道によると、ミャンマー政府軍と反政府軍との間で生じた武力衝突によって、1万人以上の難民が中国領内である雲南省に入ったもよう。この事態は、今後、人道的な見地からも注目されることが予想され、中国政府にとっては外交上の難題となる可能性がある。現在のところ中国政府は、現地の難民キャンプの存在は黙認しているが、政府として官員を派遣して認可するなどの処置はとっていない。
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