ドイツ人が最も好きな飲み物は何でしょうか?ビールだと思ったら、それは間違いです。実はドイツでは、街、駅、職場に至るまで、また自宅にいても一番飲まれているのはコーヒーなのです。では、ドイツ人はどれほどコーヒーが好きなのでしょうか?コーヒーはドイツに何をもたらしたのでしょうか?ドイチェベレ中国語版が伝えました。
仕事の始まりにコーヒーを一杯、ランチの後に目覚めの一杯、お休みの日にリラックスして一杯、さらに午後は友人と一緒にアイスコーヒーを…ドイツ人にとって、コーヒーはもはや日常生活に欠かせないものであり、ビールよりも人気があります。ドイツコーヒー協会の資料によると、2014年、ドイツのコーヒー年間平均消費量は一人当たり162リットルで、ビールの年間平均消費量の107リットルとミネラルウォーターの143.5リットルより多いのです。ドイツ連邦政府によると、去年だけでコーヒーからの税収入が十億ユーロを超えていました。因みに、世界で一番コーヒーを飲んでいる国はルクセンブルクで一人当たりの年間消費量は約333リットル、日本のおよそ8倍になります(2014年ICO国際統計機関の統計資料により)。
実はドイツでは当初、コーヒーは飲み物ではなく医薬品でした。12世紀、13世紀では基本的に医療用としてコーヒー豆が使用されました。17〜18世紀になって徐々にコーヒーが流行り出しましたが、依然として豆は薬局で販売されていました。現在の科学研究でも、コーヒーはアルツハイマーや糖尿病の病状を軽減する作用があると報告されています。
一方、ドイツ環境保護機関(Deutsche Umwelthilfe)の資料によると、コーヒーの大好きなドイツ人の多くは仕事の途中に店で、または自動販売機で紙コップのコーヒーを購入しています。捨てられる紙コップは毎時間平均32万個という驚くベき数字であり、それによるゴミの問題が発生しています。毎年これらの紙コップ、プラスチックカップを製造するために費やされるエネルギーは、一つの小さい町の生産と生活のためのエネルギーを十分供給できるほどのものだと指摘されています。
(翻訳編集・蘭因)
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