大気汚染
スモッグで視界不良 ハルピンで韓国機が着陸断念
144人の乗客を乗せた韓国イースター航空機は11月10日、到着地である中国北部ハルビンがひどい大気汚染のために着陸できず、離陸地に引き返した。中国東北部では6日ごろから、重度のスモッグが発生しており、一部地域は視界が50メートルになるほどだという。
10日午後2時50分、韓国清州(チョンジュ)国際空港発ハルビン行きのイースター航空機ZE861便は予定通り離陸した。しかし、到着地である黒竜江省のハルビン太平国際空港はスモッグが発生しており、視界不良で着陸できず、同日午後9時40分に清州空港に帰着した。
搭乗客のほとんどが韓国から帰国する中国人旅行客だった。11日午後3時40分の便で再び帰路に就いた。
11月6日から中国東北部は、重度のスモッグに包まれ、ハルビンはPM2.5の濃度が500μg(マイクログラム)に達した。遼寧省瀋陽市は、一時PM2.5の濃度が1000μgを超えた。
(翻訳編集・山本アキ)
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