中国の大気汚染

「まるで火事」 PM2.5濃度 中国東部でWHO基準の50倍 

「呼吸困難。どこかで火事が起きているみたい」。中国東北部に暮らすネット利用者がつぶやいた。同地では11月9日、微小粒子状物質PM2.5の濃度が史上最も高い数値を記録した。これはWHO(世界保健機関)が公布する最高値の50倍に値する。

東部の都市に住む市民らは、ひどいスモッグが発生している様子を撮影した写真とともに訴えている。人口800万人の吉林省長春市で撮られたとされる写真には、ビルがスモッグで覆われ、テナントの光だけが宙に浮いているように見えるものさえある。

AFP通信は、WHOが公表するPM2.5の濃度の24時間の平均最高値が1㎥当たり25μg(マイクログラム)に対し、9日には860μgを超えたと伝えた。

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