中国の大気汚染
北京で史上最悪レベルの大気汚染 初の「赤色警報」発令
中国の中央気象台の天気予報によると、7日から9日にかけて、北京、天津、河北省、山東省などの地域が、深刻な大気汚染に見舞われるという。これを受けて北京市当局は、7日午後6時(日本時間午後7時)に大気汚染の危険予測レベルを示す4段階の警報のうち、最悪の「赤色警報」を初めて発令。8日朝から10日正午まで、市内全域で注意勧告緊急対策、または強制的緊急対策を実施する。
一部報道によると、8日朝の北京市内はいつもに増して薄暗く、異臭が漂っている。中国当局が午前8時に発表した北京中心部のPM2.5(微小粒子状物質)の濃度は、1立方メートル当たり268マイクログラムで「重度汚染」のレベルである。
中央気象台は、北京、天津ではPM2.5 のピーク時の濃度が同300マイクログラムを上回り、河北省中部では同500マイクログラムを上回るとも予測している。
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