古代の女性、イメージ画像(Shutterstock)
女性の品格

妃になった農家の娘 そのわけは?

古人曰く、「妻とするものは賢・徳を重んじる」。古代中国では、品があり、賢くて徳を備えた女性が家を平和にし、子女を健全に育てるといわれていました。今回ご紹介するのは、綺麗な衣装を身につけることのできなかった貧しい農家の娘の物語。彼女は生まれ持った徳と知恵で妃に変身したのです。

**************

昔、ある国に若い国王がいた。彼は賢い妃を求めて、候補者の女性たちに試験を行うことにした。試験当日、大勢の大臣や金持ちらの令嬢が試験場に現れた。その中に、一人の農家の娘がいた。

▶ 続きを読む
関連記事
AIが真偽を曖昧にする現代、孔子の「巧言令色」の警鐘を重ね、日本の職人技に宿る「人の時間と心」に注目。機械には決して偽造できない、手仕事が生み出す究極のリアリティと真の信頼(信)の本質に迫る一編
泥から名器へと生まれ変わる宋代磁器の製作過程を通して、人生の試練の意味を紐解く随想文。過酷な窯の烈火をくぐり抜けてこそ本物の輝きと気骨が宿るように、逆境こそが人を美しく磨き上げるのだと静かに語りかけます
深夜の地下鉄で起きたささやかな善行を手がかりに、日本の「恥の文化」と心の中の「浄土」を読み解く思索録。「お天道様が見ている」という天への畏敬や儒教の教えを通じ、現代人が見失いつつある道徳の根源を問いかける
空に浮かぶ雲の移ろいや詩歌・禅の教えを通じて、天地の大きな秩序と生命のあり方を説く一文。俗世の執着や悩みを離れ、ふと空を見上げて自らの歩みを見つめ直したくなる思索的なエッセイ
都市の光が星空を覆い、人と宇宙の繋がりが薄れた現代。科学が遠大な宇宙を解き明かす一方で、失われた生命の実感と「天人合一」の古代の叡智を説き、真の夜闇の中で己の起源と精神の故郷を見つめ直す随想