(STR/AFP/Getty Images)

権威筋「中国経済はL字型」=人民日報

中国共産党機関紙「人民日報」は5月9日、中国指導部と深い繋がりがあるとみられる「権威筋の人物」へのインタビューを掲載し、中国経済が今後も厳しい局面にあることを示した。

匿名の「権威筋」は、中国経済のトレンドは景気回復の見込みのあるU字型ではなく、V字型でもないとし、見込みのない「L字型」であると指摘。またこの「L字型」は1、2年では終わらないとの見方を示した。

同氏は「中国経済には多くのジレンマがある」、「特出している問題は、経済に下振れ圧力が強まっているにもかかわらず、実体経済は債務が急増しているというところだ」、「民営企業の投資が大幅に減少する中、不動産バブル、過剰生産、不良債権、地方債務、株式市場など等の面でリスクが増えている」と指摘した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国ロボット業界で、大型契約を公表した新興企業の操業停止や賃金未払いが発覚。架空受注の指摘もあり、実需の乏しさが浮き彫りになっている。幅広い分野で破産・清算などが相次ぎ、技術と資本の過熱を背景に業界淘汰が進む
中国共産党に「三重の危機」が迫る。米シンクタンクが政治の混乱、経済の低迷、財政基盤の弱体化を指摘。中国の過剰生産は海外にも波及し、世界経済を揺るがす恐れがある
中国のAI・半導体株が急落。科創50指数は4か月足らずで40%下落し、時価総額は約4千8百億ドル減少した。個人投資家に損失が広がるなか、専門家は株価バブルの崩壊を警告
中国で9月の輸入車販売台数が前年同月比39%減、輸入台数は49%減となった。富裕層の消費が盛んな主要都市でも販売が低迷。景気減速や不動産不況に加え、中国製新エネルギー車の台頭で、高級ブランドの競争環境が厳しさを増している
中国各地で、昔ながらの街並みを再現した観光地「人工古鎮」が経営難に陥っている。過去8年間の投資総額は500億元超とのデータもある。不動産開発を優先し、運営や独自性を軽視した事業のひずみが表面化している