映画スターが最高裁判所と内務省を襲撃 対立激化するベネズエラ
南アメリカ北部の国ベネズエラでは、反体制派と警官隊の衝突が続いている。首都カラカスで27日、最高裁判所と内務省の建物が警察ヘリコプターに攻撃された。マドゥロ大統領は「テロ攻撃だ」と非難する声明を発表し、犯行を計画・実行したのは、警官で映画スターのオスカル・ペレス氏だと名指しした。
一機の警察用ヘリが同国最高裁判所内に向けて手榴弾を2個投げ落とし、ライフルで掃射した。政府の発表によると、死傷者はいないという。
いっぽう、政府の自作自演ではないかと疑いもある。最高裁敷地内に攻撃したのは、警察の塗装が施されたヘリコプターだった。政府の特殊部隊は「テロリスト」拘束のために出動し、犯行に使用されたというヘリの写真を、ツイッターに投稿した。
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