古代の徳

命がけでお互いをかばい合う、義理の親子 

義理の親子が仲睦まじく暮らすのは、時に難しいものです。でも、この物語では、ある少女が継母の死刑の罪をかばおうとし、そして継母も少女を命がけで守ろうとします。決して血はつながっていなくても、心から思いやる親子の絆に触れた護衛は、果たして・・・?

古代、珠崖県というところ(現在の海南省海口市)に13歳の少女がいた。彼女は幼い時に母親を亡くし、珠崖県の長官を務めていた父親は再婚して男の子をもうけた。少女は弟を可愛がり、継母にもよく仕えた。

当時、珠崖県では真珠産業が盛んだった。一方、許可なしにこの地域から真珠を持ち去ることは禁じられており、掟を破れば「死刑」という刑罰が待っていた。

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