川崎重工、NY地下鉄車両32億ドル規模の共同契約で有力候補になった。加企業ボンバルディア社と中国中車の共同入札が、レースから脱落したため(GettyImages)
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川崎重工、NY地下鉄車両の契約で有力候補に 32億ドル規模

川崎重工が、32億ドル規模の米国ニューヨーク地下鉄の新型車両製造を契約できる可能性が浮上した。この入札では、これまでカナダ企業ボンバルディア社と中国企業による共同入札が契約候補に有力視されていたが、ニューヨーク地下鉄輸送当局が、ボンバルディア社との別の契約で問題が生じ、信頼を失墜させたとして最近、候補から消えたという。匿名の関係筋がロイター通信に明かした。

ボンバルディア社と中国中車は共同で、ニューヨークの地下鉄輸送当局から、最大1700両もの製造契約を進めていた。しかし、情報筋によると、ボンバルディア社が同地下鉄との別の契約で、軽車両の納期を2年も遅延させているため、今回の2社合同の契約をもはや進展させない方針に転換したという。

ボンバルディア社米国部門担当責任者は、8月30日までに社内向けのメッセージで、「顧客の(契約候補から外すとの)判断は、当社の対応の遅れという欠陥を容認できないことを示している」と知らせていた。カナダ通信社・カナディアンプレスが報じた。

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