米フロリダ州で猛威を振るうハリケーン「イルマ」(Marc Serota/Getty Images)

超大型ハリケーン「ハービー」と「イルマ」、経済損失は約32兆円=米気象会社

米気象情報大手のアキュウェザー(AccuWeather)は同社公式サイトで10日、8月に発生した超大型ハリケーン「ハービー」と、このほどフロリダ州に上陸した「イルマ」がもたらした経済損失が約2900億ドル(約31兆7115億円)規模だとの見方を示した。

同社創業者のジョエル・マイヤーズ氏は「ハービー」の影響で、米南部テキサス州ヒューストン地区では記録的な暴雨に見舞われ、広範囲に渡る洪水により「経済損失が1900億ドル(約20兆7765億円)と推測する。19兆ドル(約2078兆円)規模の米国内総生産(GDP)の1%に相当」と述べた。

また、マイヤーズ氏は「イルマ」による経済損失は、約1000億ドル(約10兆9350億円)規模と推計。「イルマ」は10日フロリダ州に上陸し、暴雨と強風で大規模な停電や浸水などの様々な被害をもたらした。すでに5人が死亡したと報じられた。

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大型ハリケーン「イルマ」は現地時間9月10日午後、米フロリダ州南部に上陸した。勢力をやや弱めながら西岸沿いに北上している。州第2の都市マイアミ中心街はほぼ全域で浸水し、停電も340万世帯におよんでいる。
米気象情報大手のアキュウェザー(AccuWeather)は同社公式サイトで10日、8月に発生した超大型ハリケーン「ハービー」と、このほどフロリダ州に上陸した「イルマ」がもたらした経済損失が約2900億ドル(約31兆7115億円)規模だとの見方を示した。