権力闘争

19大軍部代表 江沢民派の現職3人の名前なし

中国共産党の第19回全国代表大会(19大)が10月18日に開催される。向こう5年間の重要人事が決まるこの会議に先だって、6日に公開された出席者名簿に、軍最高指導部・中央軍事委員会(以下・中央軍委)の現職で江沢民派の3人の名前はなかった。3人が中央軍委に再選しないことを意味している。90年代末から軍の主導権を握ってきた、江沢民派勢力の後退を示すものとみられる。

   3人はいずれも中央軍委の現職委員で、軍総参謀長の房峰輝氏(66)、軍政治工作部主任の張陽氏(66)、同副主任の賈廷安氏(65)。

房氏について、一時は胡錦涛・前国家主席の側近ともいわれていた。しかし、大紀元が得た情報では、房氏は張氏とともに江沢民派に属しており、郭伯雄(元中央軍委副主席で江沢民の側近、汚職の罪で無期懲役服役中)徐才厚(同、汚職容疑で訴追、後に病死)に仕えていた。香港メディアによれば、両氏は8月末に規律違反の疑いで身柄を拘束され、事実上失脚したという。

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