東京銀座の街を歩く中国人観光客。買い物も訪日目的の一つ。(Chris McGrath/Getty Images)

まもなく中国大型連休 600万人以上が海外へ、日本は相変わらず人気

中国で10月1日から始まる大型連休を控えている。国内旅行会社の調査では、海外に出かける国民は600万人以上と予測し、タイ、日本とアメリカが最も人気の渡航先だという。専門家は、中国人旅行者が日用品や家電製品を中心に大量購入する傾向が続くとの見方を示した。

中国オンライン旅行大手の携程旅行網が8月に公布した『2017年十一黄金週旅行情勢予測報告』によると、10月の大型連休に海外を訪れる中国人の数は過去最高。日本は、人気渡航先ランキング上位10カ国の中で2位となっている。昨年実績では3位だった。

10月1日からの連休は旧正月に次ぐ大型連休で、今年の連休は「中秋節」(中秋の名月)も重なって8日間の長期休暇となった。

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中国の実業家・郭学明氏は、2012年の尖閣諸島をめぐる領海争議で日中それぞれの相手国感情が最悪レベルとなったとき、日本企業との交渉に失敗した経験をつづった。郭氏は、「愛国心」のような不安定要素が市場経済の基盤をそこなってはいけないと警鐘を鳴らす。郭氏の微信アカウントで今年3月7日に発表されたものを抄訳した。