トランプ大統領、5日からアジア歴訪 北朝鮮問題が焦点
トランプ米大統領は5日から、就任後初めてアジアを訪問する。安倍晋三首相をはじめとする各国の首脳との会談で北朝鮮の核・ミサイル問題への対応が重要議題となる。
9月15日のミサイル発射を最後に、北朝鮮は新たな威嚇行為を起こしていない。韓国国情院は2日、北朝鮮の研究施設で活発な活動が見られ、新たなミサイル発射実験を実施する可能性があると国会で明らかにした。トランプ氏のアジア訪問中、挑発に及ぶ可能性があると取りざたされ、各国は警戒を強めている。
これまで北朝鮮問題のキーマンと見なされる中国・習近平国家主席に目立った動きはなかった。10月下旬に終了した第19回中国共産党代表大会で、習氏は最高指導部人事を大幅に刷新した。党内反対派を完全に排除できなかったものの、自身の部下を指導部に多数登用するなど、権力基盤の強化に成功した。
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人体に有害な高濃度スモッグに覆われた天安門広場前をマスクもなしにジョギングし、習近平氏の著書を読むよう自身の会社従業員に勧め、愛娘の誕生には習氏に名付けを求めるー。これは熱心な中国共産党員の話ではない。米フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の話だ。
[ソウル 2日 ロイター] - 韓国の聯合ニュースによると、同国の情報機関は2日、北朝鮮の研究施設で活発な活動が見られるとして、北朝鮮が新たなミサイル発射実験を実施する可能性があると国会に報告した。 7─8日にはトランプ米大統領が東アジア歴訪の一環で韓国を訪問する。各国首脳との会談では、北朝鮮問題が重要テーマとなる。 北朝鮮は9月15日の弾道ミサイル発射を最後に、挑発行為を控えている。
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は5日からのアジア5カ国歴訪で、北朝鮮の核開発問題について時間切れが迫っていると各国指導者に警告し、北朝鮮を孤立化させる戦略を説明する方針。マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が2日、記者団に語った。 トランプ大統領は3日にハワイに向け出発し、その後に日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンを訪問する。 マクマスター氏は「大統領は時間