11月23日に沖縄本島と宮古島の間の「宮古海峡」上空を通過した中国軍機。左が情報収集機のY-8、右が大型爆撃機H-6(防衛省統合幕僚監部発表)

中国軍機5機、沖縄本島と宮古島間を通過 台湾周辺空域での活動活発化

防衛省統合幕僚監部は23日、中国軍機5機が同日、沖縄本島と宮古島の間にある宮古海峡の上空を通過したと発表した。自衛隊は緊急発進(スクランブル)するなどして対応した。

発表によると、中国軍の5機のうち4機は大型爆撃機H-6(轟炸6)で、東シナ海から宮古海峡を抜け太平洋に出た後、同ルートを戻った。残り1機は情報収集機のY-8(運輸-8)で、フィリピンと台湾の間のバシー海峡上空から与那国、武富、石垣、多良間、宮古の各島を囲むようにして飛行、沖縄本島との間を抜け、尖閣諸島の北を飛行し、西の中国本土方面へ去った。

台湾周辺空域での中国軍機の活動が活発化している。台湾国防部によると、中国人民解放軍の飛行訓練は11月中旬以後、計4回行われた。防衛省も、中国軍機による宮古海峡の上空通過は18日、19日、23日の3回を確認している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国軍の最高指導機関、中央軍事委員会がこのほど「史上もっとも厳しい禁酒令」を発動した。軍の風紀・規律の乱れを懸念する声が体制内部から強まっている。
アフリカ南部ジンバブエでは15日未明、軍当局が首都ハラレの政府施設、議会への道を封鎖し、国営放送局を占拠し、クーデターを起こしたとみられる。ロイター通信などによると、ガベだ大統領と親族らは自宅軟禁下に置かれた。同国チウェンガ国軍司令官(61)は10日に中国訪問したばかりだ。専門家は、ムガベ大統領に不満を持つ中国習近平政権が、ジンバブエ軍当局に対してクーデターを容認した可能性が高いとの見解を示した。
[22日 ロイター] - 在ソウルの国連軍司令部(UNC)は22日、北朝鮮兵士1人の韓国亡命を巡り、北朝鮮が朝鮮戦争の休戦協定に違反したと指摘した。 UNCは、今月13日に兵士が南北軍事境界線を越えた際の映像を公開した。 UNCの担当者は会見で、朝鮮人民軍の複数の兵士が逃げる兵士に向けて発砲する間、追走していた別の兵士1人が数秒の間、軍事境界線を越えたと述べた。 担当者は「調査の結果、