経団連、日本商工会議所などで構成する訪中団は11月21日、北京の人民大会堂で李克強首相と会談。会議外の会場警備員(JASON LEE/AFP/Getty Images)
知らぬ間にコントロール

「まるで茹でガエルのよう」中国共産党の浸透工作に警戒を=米公聴会

「米中国交正常化40年の歴史は偽りだったのか、疑問視されているところだ」。米国中央情報局(CIA)前中国担当局長は最近、ホワイトハウスで開かれた中国問題に関する公聴会で、中国共産党による海外浸透工作に対して危機感をあらわにした。

「外交関係」という名目に庇護された「統一戦線工作」から、教育の名を借りて共産党思想宣伝を行う言語機関「孔子学院」。国内大手ハイテク企業の検閲受け入れ、中国資本に左右されるハリウッド映画。日本でも散見される中国共産党の手広い浸透工作は、民主主義の国の基本的価値観や国益を脅かしている。

ホワイトハウスでは12月13日、中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)が、中国共産党による民主国家への勢力浸透について専門家らを招いて公聴会を開催した。題は「中共政権の長い腕:中国式権威主義を世界に輸出」と名付けられた。前回は人権問題を焦点に当てていたが、今回は、より広範に影響を及ぼす社会浸透工作をテーマにした。

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2014年に起きたマレーシア航空370便墜落事件は今も多くの謎が残っている。このほど、米国逃亡中の中国人富豪・郭文貴氏から同事件に関する驚愕な証言が飛び出た。中国共産党の内部事情を暴露してきた同氏は9月に入り、Youtubeの動画で、江沢民氏の息子・江綿恒氏が複数回にわたり腎臓移植の手術を受けたと発言した。さらに、2014年に起きたマレーシア航空機失踪事件は移植手術の関係者が多数、同便に搭乗していたため、江沢民派が意図的に墜落させたと証言した。
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