東シナ海で中国の貨物船と衝突し炎上したイランタンカー「サンチ」。写真は1月10日中国交通運輸省が提供したもの。(Flickr)

イランタンカー沈没、「石油が日韓周辺海域に流れる」=英研究チーム

東シナ海で1月6日夜、イランの石油タンカー「サンチ」が中国の貨物船と衝突し炎上をした。14日、サンチが爆発し沈没したのが確認された。同タンカーの乗組員32人が全員死亡した。専門家は、タンカーに積載されていた石油が流出して、潮や海流の影響で、今後韓国や日本の日本海と太平洋沿岸部の広範囲に漂着すると予測している。

ロイター(1月26日付)によると、英国立海洋センター(National Oceanography Centre)とサウサンプトン大学(University of Southampton)の研究チームが今後3カ月間の石油流出シミュレーションを行った。

同研究チームは韓国の専門家などと同様に、「サンチ」に積載された約13万6000トンの超軽質原油(コンデンセート)が揮発性があるため、海上で短期間に蒸発する可能性が高いとの見方を示した。しかし、燃料としての重油の流出に懸念を示している。

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