中国共産党の浸透工作
米FBI、孔子学院をスパイ容疑などで捜査対象「米国社会の脅威」
2月13日、アメリカ連邦議会上院の情報委員会の公聴会でクリストファー・ライ(Christopher Wray)FBI長官は、米国にある中国政府対外機関「孔子学院」について、スパイ活動などの違法行為に関わる疑いで、捜査の対象にしていると公言した。
英メディア・ビジネスインサイダーによると、ライ長官は公聴会で、複数の孔子学院に対して、中国共産党思想のプロパガンダ拡大だけでなく、米国政府関連の情報までも違法に入手するスパイ活動にかかわっている容疑があり、捜査していると述べた。
ライ長官は、米議会の「中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)」の委員長を務めるマルコ・ルビオ(Marco Rubio)上院議員の質問に応える形で、次のように述べた。「世界における米国の軍事、経済、文化、諜報力を引き下げる目的で、中国は国家主導で動いている」「これを国家の脅威のみならず社会の脅威ととらえ、米国は全面的な対応を取る必要がある」。
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