平昌冬季オリンピックが閉幕、朝鮮半島の情勢を左右する3つのサイン=米老舗紙
17日間の平昌冬季五輪が25日、閉幕した。これからは「五輪後」の朝鮮半島の情勢に注目が集まっている。金正恩・朝鮮労働党委員長の妹、金与正氏の訪韓で始まった南北交流。閉幕式に参加した金英哲(キム・ヨンチョル)北朝鮮労働党副委員長は、韓国の文在寅大統領に「米朝対話の意向がある」と伝えたが、北朝鮮の非核化については言及していなかった。このことから、本格的な会談が開かれるまではまだ先が遠いと見られている。
専門家らは、五輪による「平和ムード」が長く続くことはないと語る。米国の老舗誌「アトランティック」は26日、オリンピック休戦(Olympics Truce)状態が持続できない3つの要因として、1▼米国の対北朝鮮制裁 2▼米韓連合軍事訓練 3▼北朝鮮の核・ミサイル実験を挙げた。同誌は、北朝鮮側から非核化の決断を下さない場合、米朝間の軍事衝突にまでつながると指摘する。
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