ZTEの総裁は20日、制裁で同社がショック状態に陥ったと発言(LLUIS GENE/AFP/Getty Images)

中国がやっと分かった「ウソの代価」米ZTE社輸出禁止措置で

米通商省が16日、米企業による中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)への部品販売を7年間禁止すると発表した。17日、同社は香港市場で株式売買を一時停止。主要部品を米企業に大きく依存する同社の総裁は20日、ZTEがショック状態に陥りかねないと発言し、致命的な打撃を受けていると認めた。生産ラインの半数がすでに停止したと伝えられ、世界シェア4位、中国シェア2位という巨大企業の経営は一瞬にして傾いた。

中国の国務院国有資産管理委員会研究センターが4月20日、「米による中興制裁事件に対する分析と反省」と題する記事を発表した。同記事は「ZTEの対応が非常に愚かだった」と輸出禁止処置は避けられたはずだったと同社の一連の対応を批判し、「誠実な会社運営が必要だ」と論じた。

今回の輸出禁止令は、ZTEのウソが発端だった。

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