米RFAによると、中国共産党内で改革派として知られている汪洋・中央政治局常務委員が昨年、新疆政策のトップに就任した(Kevin Frayer/Getty Images)

新疆政策トップに改革派の汪洋氏 国際批判交わす狙いか

中国最高指導部メンバーの、汪洋・中国共産党中央政治局常務委員はこのほど、新疆ウイグル自治区の政策を所管する「中央新疆工作協調小組」のトップとして関連会議に参加したと報じられた。党内改革派として知られている同氏の起用は、ウイグル人弾圧に対する国際世論の批判をかわす狙いがあるとみられる。

中国国営中央テレビ放送(CCTV)は16日のニュース番組で、汪洋氏が新疆和田(ホータン)市で開かれた第7回全国新疆工作会議に出席したと報道した。

米ラジオ・フリー・アジア(RFA)17日付は、情報筋の話を引用し、汪洋氏は昨年、すでに同ポストに就任していたと指摘した。汪洋氏は昨年4月と今年3月、2回新疆を視察した。

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