イタリア、感染拡大で中国共産党との関係が浮き彫りに 見直す動きも
イタリアの専門家によると、イタリアでの中共ウイルス(新型コロナウイルスとも呼ぶ)の感染拡大を受けて、同国政府は中国共産党との関係を見直し、米国政府との連携を強めている。
イタリアが中国政府の主要外交政策プロジェクトである一帯一路にG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)諸国として初めて加盟し、西側同盟国から批判を浴びてからほぼ1年経過した今、この感染拡大に対するイタリアの初期対応は両国関係の変化を示している。
ローマを拠点とするシンクタンク、Istituto Affari Internazionaliのシニアフェロー兼アジア研究責任者のニコラ・カサリーニ(Nicola Casarini)氏は大紀元への電子メールで、「中共肺炎(武漢肺炎)の発生で、イタリア政府は中国共産党に対するアプローチを見直し、またトランプ政権にメッセージを送った」と述べた。
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