フィリピン保健相「中国製の検査キット、精度40%で使用しない」
フィリピン保健省次官は28日、マニラで開いた記者会見で、中国から送付された中共ウイルス(新型コロナウイルス)の検査キットは、世界保健機関(WHO)の基準で「40%の精度」しかないと述べた。このため、使用せずに保管しているという。
マリア・ロザリオ・ベルゲイル(Maria Rosario Vergeir)次官は「私たちは、寄贈された検査キットを事前に検証している。どの検査キットが低品質で、使用するべきでないかを確認している」と述べた。中国以外の国や組織から寄贈された検査キットは、WHOの基準に基づいて正確だったと付け加えた。
スペインは最近、中国深センの易瑞生物(バイオイージー)社から購入した検査キットが不良品だったとして、5万8000個あまりを回収し、返品する。チェコもまた、中国製の検査キットが不正確であったと報告している。
易瑞生物は声明で、今回の不正確な結果は、サンプルの収集やキットの使用方法に誤りがあった可能性を示唆している。同社はまた、検査キットの使用方法の説明が不十分であったとも付け加えた。
(翻訳編集・佐渡道世)
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