「ウイルス肺炎を悪用」米国務省、中国を批判 ベトナム漁船沈没事件に憂慮
米国国務省は4月6日、中国沿岸警備隊による最近のベトナム漁船沈没事件を「強く懸念している」と述べた。さらに、共産党政権は南シナ海での「不法な主張」を拡大するために、中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)の世界的蔓延を悪用していると指摘した。
ベトナム当局によると、人民武装警察部隊の海警(CCG)が4月2日未明、係争中のパラセル諸島付近で漁船を沈没させたと非難し、北京に公式抗議を申し立てた。中国は、ベトナム漁船が中国沿岸警備隊の船に突っ込んで自ら沈んだと主張している。
両国の主張が異なっていても、国務省の声明は、中国側の行動に起因すると確信している内容だ。モーガン・オルタガス米国務省報道官は「事件は、海上での不法な航行と主張で、東南アジアの近隣諸国に不利益を与える中国側の最新の行動だ」と説明した。
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