大根には気の巡りをスムーズにする働きがあります(shutterstock)
【漢方の世界】

お腹にたまったガス ぽっこりお腹の解消には大根

誰もがスリムな体型に憧れるものです。特に若い女性は、無理なダイエットをしてでも痩せようとすることがあります。しかし、過激なダイエットは体に様々な悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、消化不良から便秘を引き起こしたり、お腹にガスがたまったりすることがあります。その結果、ぽっこりお腹になってしまうこともあります。

ガスの問題は、単に見た目だけの問題ではありません。場合によっては、命に関わる深刻な事態を招くこともあります。例えば、大腸鏡検査の際に大腸にガスがたまり、小腸を圧迫してしまうことがあります。このような場合、深刻な影響を及ぼすこともあるのです。あるケースでは、小腸の3分の1が壊死し、命に危険が及びました。医師の診断では、あと30分遅ければ助からなかったと言われています。このように、ガスには予想以上に大きなリスクが隠されているのです。

漢方では、お腹にたまるガスを「脾虚(ひきょ)」と捉えます。「脾」とは消化や吸収をつかさどる臓器の働きを指し、この「脾」の機能が低下している状態を「脾虚」と呼びます。これに対して、漢方医師がおすすめする解決方法は、「大根」「ごぼう」「梅干し」を使ったシンプルな漢方療法です。

 

▶ 続きを読む
関連記事
古くから「神聖な薬草」と呼ばれてきたホーリーバジル。ストレス緩和から美容、生活習慣ケアまで、最新研究が明かす九つの実力をわかりやすく解説。毎日の健康習慣に役立つ一記事です。
世界の健康食物ランキングで、アーモンドが首位に。さらにラード(豚の脂)もトップ10入りし、健康常識の見直しを促す結果となった
現代科学と中医学の知恵をつなぎ、ポリフェノールが炎症や老化にどう働くのかをわかりやすく解説。お茶や果物が「巡り」を整える理由が腑に落ちる一読の価値ある内容です。
にんにくは血圧やコレステロールの改善、血管の柔軟性維持、免疫力アップに役立つことが研究で判明。がん予防に関する報告も。効果的な量や注意点まで、専門家の見解とともに紹介します。
「忘れられたビタミン」と呼ばれるリボフラビン(B2)は、片頭痛から視力、貧血、神経の健康まで幅広く関わる重要な栄養素です。最新研究では、片頭痛の頻度を下げ、炎症や酸化ストレスの改善にも役立つ可能性が示されています。