『九評共産党』発表16年後も注目される理由
大紀元時報が16年前に発表した社説シリーズ『九評共産党』(邦訳:共産党についての九つの論評 博大出版刊)は今も、読者に支持されている。中共ウイルス(新型コロナウイルス)を発端に高まる世界の反共ブームで同書は再び注目されるようになった。中国共産党の本質を解説する同書は、初めて「天滅中共」(天が中国共産党を滅ぼす)という概念を提示し、「脱中共」運動の火付け役でもあった。
同書を刊行した「博大出版社」の洪月秀社長は「同書が現在、印刷が追い付かないほど売れ行きが好調だ」と述べた。中国共産党政権の隠ぺいが招いた中共ウイルスの感染拡大を背景に、人々の「共産党とは何か、中国で何が起きているのか、真相はどこにあるのかなどの疑問に答え、初めて中国共産党の本質を徹底的に解説した一冊だ」と、同書が再び注目された理由を説明した。
洪月秀氏によると、『九評共産党』が2004年11月に初めて出版されてから2005年だけでも10回以上、再版された。現在、英語・日本語・ドイツ語・韓国語・ロシア語・スペイン語・ベトナム語・イタリア語など20数カ国語に翻訳されている。一方、中国では禁書扱いにされている。
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