日本は頭脳流出に歯止めかけ、技術立国の原点に立ち返れ
世界中の頭脳に触手伸ばす中国の「静かなる侵略」 「千人計画」の甘い罠
米国を必要以上に刺激しないため、中国政府が意図的に引っ込めたキャッチフレーズがある。
ハイテク分野での覇権を目指す「中国製造2025」であり、建国百年の2049年までに軍事や経済、科学分野で米国を打ち負かすことを目標とした「百年戦略」だ。これらと同様、中長期の達成目標を持ちながら、その実態がいまだ厚いベールに包まれているのが「千人計画」である。大紀元では何度も取り上げているので、私がここで「千人計画」についてくどくど書いても仕方ないのだが、この計画に参加した日本人研究者と最近、接触できたので紹介したい。
この研究者は、中国・上海にある国立の理科系総合大学の復旦大学で教鞭をとり、10人の研究員を率いて自らも研究を続けているH教授だ。日本や米国でタンパク質の構造などを研究していたが、2015年に千人計画に応募して中国に渡った。
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