「暴力的な生活を離れて家族と共に」武装組織メンバーの更生に務める比政府
世界で最も長く共産主義勢力との抗争が続いているフィリピンは、反政府組織の元構成員を対象に、暴力的な生活を離れて家族と共に生活を営む機会を促進する政府プログラムを提供している。
フィリピン共産党の軍事組織「新人民軍(NPA)」の元構成員を対象としたE-CLIP(強化包括的地域統合プログラム)の運営を任務部隊「バリクルーブ(Balik-Loob)」が監督している。共産主義反政府組織の民族民主戦線(NDF)も抗争の要因となっている。
任務部隊を率いるレイナルド・マパグ。フィリピン国防次官(民兵・退役軍人・予備役担当)によると、E-CLIPは上記の組織だけでなく、民兵組織の元構成員にも支援の手を差し伸べている。マパグ国防次官はFORUMに対して、ロドリゴ・ドゥテルテ政権下で2018年に設立された任務部隊は、約1万4400人の共産主義反政府組織の構成員を更生することを目標として掲げている。
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