【医学古今】

脳梗塞後の痺れに鍼治療

ある患者(60代男性)さんは、6年前、脳出血後に左半身の麻痺がありましたが、間もなく症状は消えました。その後、脳梗塞を発症して左半身の麻痺と左側の唇や頬部に電気が走るようにビリビリする痺れ感、左目下方の顔面部に痛みなどが残りました。

 彼は左半身の運動障害に対するリハビリを受けていますが、回復の見込みがないと思ってすでに諦めています。しかし、唇のビリビリする痺れが非常につらいので、何とか軽減したいと鍼灸院を尋ねてきました。

 症状は5年以上も続いており、中枢障害に関わる神経症状なので、鍼灸でどの程度改善できるのか、正直、自信はありませんでした。しかし、患者さんの希望を壊したくないし、自分も諦めたくありません。難しいと思うが希望を持って治療しましょうと患者さんに説明し、了解を得て治療を始めました。

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