古来より東アジアで、お粥は「第一の食物」とされてきました。(Shutterstock)

実は体に良い「白米のお粥」 玄米信仰に偏らないで

中華民族の粥食文化は太古の昔からあり、神話時代である黄帝(こうてい)の頃から「蒸した穀は飯。煮た穀は粥」と言われてきました。昔の人が「世の中で(粥は)人を養う第一の食物」と称してきたように、粥食は、病中病後の養生にも、日常の健康維持にも、誰にでも簡単で、安価な食事療法として利用できるものです。

ところが現代人は、お粥を食べることに対して、ある種の抵抗感をもつようになっているかもしれません。白粥や白飯を、まるで「毒物」であるかのように見ているのです。それというのも、「白米にはデンプンしか含まれず、栄養価があまり高くない。しかも血糖値を急激に上昇させ、糖尿病を引き起こす」という考え方が主流になっているからでしょう。

これは、一部分だけしか見ていない、極端な考え方ではないでしょうか。白米だけでは、もちろん栄養が偏りますので、さまざまな副菜やスープ、果物などを併せて摂ることによってバランスの取れた食事になります。

▶ 続きを読む
関連記事
「減塩=健康」と思い込んでいませんか。塩を減らしすぎることで起こり得る不調を、中医学と最新研究の両面から解説。体質に合った“正しい塩の摂り方”を見直すヒントが詰まっています。
糖にはブドウ糖・果糖・ショ糖があり、体への影響は同じではありません。果糖やショ糖の過剰摂取は血糖値が上がりにくくても脂肪肝や肥満、2型糖尿病の原因になる可能性があります。
イワシの栄養、健康効果、吸収を高める食べ方、保存法、注意点までを網羅。心臓・骨・脳を支える小さな魚の力を分かりやすく解説します。
毎日の食事と生活リズムを整えることが、脳卒中や心筋梗塞の予防につながる――中医学の知恵と現代研究をもとに、血管を守る食材、睡眠・運動・ストレス管理、万一の回復までを実践的に解説します。
世界最古級の発酵飲料ケフィア。長寿地域で愛されてきた理由を、最新研究とともに解説します。腸内環境や免疫、炎症対策まで、毎日の健康習慣に役立つ知識が詰まった一編です。