平和と紛争を一枚の画に収めた…ブルーインパルスとアフガン派遣機が映り込む
防衛省などによると、24日、武装組織タリバンの支配で情勢が悪化するアフガニスタンから邦人を国外退避させるため、輸送機を同国へ派遣した。映像などから、パラリンピック開会式に合わせて待機するアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」と、埼玉県の入間基地から出発した輸送機C130が同じ画面に映り込んでいて、「平和と紛争を一枚の画に収めている」とソーシャルサイトでは注目を集めた。
ブルーインパルスは24日14時ごろ、 パラリンピックの開会式のために都内でアクロバット飛行を披露した。部隊は松島基地を拠点とするが、出発前は入間基地に置かれた。
アフガンの邦人退避のために自衛隊機を派遣する政府決定を受け、自衛隊は入間基地からC2輸送機及びC130輸送機を24日までに、カブール国際空港に向けて派遣した。防衛省などが発表した写真や映像には、C130とブルーインパルスが同じ滑走路周辺で待機する様子が映し出された。
加藤勝信官房長官は25日午前の記者会見で、安全な邦人退避のために、米国はじめ関係国と緊密に連携を取りながら万全の対応で取り組んでいくと述べた。
米国や英国は、出国を希望する外国人やアフガン人の退避交渉をタリバンと続けている。主要7カ国(G7)は24日の緊急首脳会議で、退避期限の8月末以降も安全に移動できるようタリバン側に求めていたが、期限延長にはいたらなかった。待避期限は31日までとなっている。
(佐渡道世)
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