成田空港国際線出国ロビーの様子、2020年4月撮影。参考写真(Photo by Carl Court/Getty Images)

アフガニスタンからの出国希望者が日本到着 JICA職員と家族の4人

武装勢力タリバンが8月15日にアフガニスタン首都カブールを制圧して以降、同国では情勢悪化が続いている。帰国希望者の支援を続ける外務省は9月12日、JICA(国際協力機構)のアフガニスタン人職員とその家族ら計4人が日本に到着したと発表した。

4人は、政府が退避対象とするJICA職員とその家族10人のうちの一部。10人は、陸路で隣国パキスタンの首都イスラマバードに自力で退避していた。日本当局は、査証発給や航空券手配等の支援を行った。現在、4人は日本で感染拡大防止策に則って待機しているという。

外務省は、「近隣国への陸路での移動は非常に危険で、推奨できない」とし、米国やカタールを始めとする関係国と緊密に連携しながら、タリバンとの交渉を含む外交を通じて、邦人及び現地職員等の安全確保や必要な出国支援を行うとした。

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