2021年11月15日、キューバの首都ハバナ市を歩く警察官 (Photo by YAMIL LAGE/AFP via Getty Images)

キューバ当局、反体制派デモを阻止 脅迫や暴力も

キューバ当局は15日、反体制派が同日計画していたデモを阻止した。主要都市に警官を配備して参加者を拘束したほか、デモ主催者の家を取り囲み外出を妨害した。スペイン国営通信EFEやロイター通信などが報じた。

反体制派は、人権侵害や政治活動家の釈放を求める「変革のための市民行進」として、数千人規模のデモを計画していた。米CNNによると、キューバ政府は主要都市に警察などを配備し11人を逮捕したという。キューバ共産党のディアスカネル政権の下では、野党グループ「アーキペラゴ」が主催する民主化デモは禁止されている。

私服警官と政権支持者は、デモ主催者アギレラ氏の家を取り囲み外出を妨害した。電話回線やインターネットの接続も遮断されたという。他にも反体制派が当局者らの監視対象に置かれた。人権団体「キューバレックス(Cubalex)」の創設者ラリーザ・ディバーセント氏は、ブルームバーグに「拘束される人数が増え、脅迫や暴力がエスカレートしている」と危機感を訴えた。

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